発展途上人のMEMORANDUM

  発展途上のしょぼい人生を、戒めとしてここに記す。

No1『「本気で生きる」以外に人生を楽しくする方法があるなら教えてくれ』がアツ過ぎる

 

「プロの応援団」を職業として選んだ人物が、そのエールを書き連ねた熱すぎる本。

熱さの押し売りかと思いきや、その裏には考え抜かれた哲学があった。

 

僕はあまりに熱い人を見ると引いてしまうタイプなので、正直熱すぎて途中で冷めるだろうなと思いながら読んでたけど、意外に最後まで熱く楽しめたので紹介したい。

 

プロの応援団って?

 

気になったので、この本の著者が所属する「我武者羅應援團」を調べてみた。

我武者羅應援團」ホームページ ⇒ 我武者羅應援團

我武者羅應援團とは

2007年結成。
「気合と本気の応援で世界を熱くする」という志のもと、人々の勇気を後押しする応援団。
AKB48選抜総選挙での応援をはじめNHK紅白歌合戦、CM「パズドラ」「ブックオフ」等に出演。
そのガムシャラな応援に触れると、何か一生懸命やりたくなると評判になっている。
オリジナル応援歌を制作し、クリエイティブな活動を通して新しい応援団の形を築いている。

 我武者羅應援團が目指す応援

我々 我武者羅應援團は團員一同
目の前の事に対して思いっきり
ガムシャラにやります
ですのであなたも目の前の事に対して
思いっきりガムシャラにやってみてください

我々、我武者羅應援團は團員一同
最後の最後まであきらめません
ですのであなたも
自分の大事な事を最後の最後まで
あきらめないでください

何かができた できなかったという結果も
勿論大事ではございますが
お互い 目の前の事に必死に一生懸命 
ガムシャラにやりぬき最後の最後まであきらめない
そんな生き方をしてみようではありませんか

そんな命の燃やし方をしてみようではありませんか

同じ時代に共に生まれた事に感謝し
切磋琢磨しながら 共に歩んでいこう

そんな約束を我々は
『応援』という形で交わしたいのでございます

 

ホームページのトップを飾るは熱すぎる「我武者羅應援團」団長による「人生の醍醐味」と題されたスピーチ動画。

お金が勿体ないって人はこの動画見るだけで本にどんなことが書かれているか何となく想像出来るんじゃないかな?

動画で合わないと思ったら多分本は買わない方がいい。

 

応援の裏にある確固たる哲学

 

この本の醍醐味は、普段知りえない、彼らの応援の裏にある「哲学」に触れることが出来ることにあると思う。

「応援団」といえば声量とか動きの機敏さだけで例えば大学野球とかを盛り上げてるってイメージがあって、正直「何が楽しくて暑い中あんな大声を出してるんだろう。応援したって結果は変わらないのに。」ぐらいに思っていた。

ただ、同じような考え方の人は本書を読むと考え方が一切変わると思う。

以下は「応援」に賭ける彼らの哲学が現れた一説。

 

全てを「自分ごと」にしているか?

・・・実際、僕らの応援が、選手にヒットやホームランを打たせるだろうか。物理的な意味で言えば、答えは「NO」だ。・・・でも、僕は「自分の応援が選手にヒットを打たせる」と心の底から、本気で信じて応援している。僕が発するエネルギーが球場を熱くして、選手を熱くして、大きなうねりを生み、その結果として一本のヒットが生まれる。そう確信しているのだ。まさにそれが「自分ごと」にするということだ。・・・自分一人ががんばったって、世界は何も変わらない。あなたはそう思っていないだろうか。・・・本当は違う。あなたが本気で心を燃やし、死ぬ気で行動すれば、絶対に何かが変わる。

 

誰かのために生きている人より、自分のために生きている人の方が説得力がある

・・・僕らは誰かのために応援団をやっているのではない。僕らは僕らの心を燃やし、人生を充実させるために応援団をやっている。・・・僕は僕の人生のために、心を燃やし、瞬間、瞬間を本気で生きる。たまたまそれが「応援」という形だっただけのこと。・・・「世のため、人のためにやっている」と語る人より、「これは自分のためにやっているんだ」と語る人のほうが、僕は断然好きだし、そういう人の言葉にこそ、説得力を感じる。・・・あなたもまず、自分のために生きてほしい。それがもし、人のためにもなるとしたら、その喜びは10倍にも、20倍にも膨れ上がる。そういう順番だ。

 

大学時代、熱すぎる応援部の動画を見つけて、正直笑ってしまったことがあった。

(これがその時発見した動画。時間ない人は10:10~から見てほしい。)


慶応応援部 本編

正直本を読んだ今でも「ここまではやらなくていいっしょ」って思っちゃうけど、人に笑われるぐらい本気になれるって素晴らしいことだよね。 

ただ聞いてる側もいつか鼓膜破れるんじゃないかな。

 

 

心に響く言葉たち

 

そんな「スマート」に「賢く」ではなく「がむしゃら」に「泥臭い」彼らの言葉だからこそ、胸に響くものがあるんだと思う。

 本書の中で特に胸に響いた節を紹介する。

「本気になれるものが見つからない」なんて間違っている!

「本気になることが大事だ」と言うと、「何に本気になればいいのかわからない」と言う人がけっこういる。

・・・僕は「人生を賭ける何か」を見つけた人が本気になれるのではなく、「本気になれるエネルギーを持っている人」が「本気になれる対象」を見つけるのだと考えている。もし、あなたが「本気になりたいけれど、本気になれるものがない」と感じているなら、順序が逆だ。まずは、目の前の何かに本気になってみることだ。

 

「自分の心」を燃やす訓練をしろ!

普段はクールのままでいて、ここ一番だけ熱くなるなんて不可能だと僕は思っている。・・・たとえば、社内のボウリング大会があったとしよう。「たかが社内のボウリング大会なんて、どうでもいい」と考えるのは簡単だ。しかし、その「たかがボウリング大会」にまで本気になれる人は、人生を楽しく、ドラマチックにできる人だ。

・・・あなたは平坦な日常に、自分でつくり、それを登ることに熱くなれるだろうか。

 

悔しい思いをしたら、それをためておけ! 

・・・生きていれば、悔しい出来事に何度も何度も遭遇する。・・・しかし、その「悔しい思い」があなたの中で積み重なっていけば、必ずいつか爆発する。心が飽和状態を迎え、「もう嫌だ!」「こんな自分には耐えられない!」という日が間違いなくやってくる。・・・悔しい思いは、いつか必ずエネルギーになる。「悔しい思い」ほど強く握り、決して手放してはいけないんだ。

 

泣けなかったら失敗だ

終わったとき、自然と泣けるくらい本気でやる。・・・その充実感こそが、人生の醍醐味。終わって泣けなかったとしたら、あなたの頑張りはまだまだ不十分だったということだ。

 

人生を楽しくしたいなら、「ありえない選択」をしろ!

・・・想定内の生き方では、決して心の満足は得られない。・・・人に気持ちを伝えるのは恥ずかしい。自分が本当にやりたいことを公言するのは恥ずかしい。そんな「自分にとって恥ずかしくて、ありえないこと」を積み重ねると、心はどんどん鍛えられ、磨かれる。・・・すると、少しずつ人生が楽しくなり、自分が好きになっていくのだ。

 

当事者意識と心の成長

 

ここから先は本の紹介では無いから、興味ない人はすっ飛ばしてほしい。

この本、というか応援団をしている人から強く感じたのは、「圧倒的な当事者意識」だった。

絶対、応援したところで結果は変わらない。試合をしているのは選手だから。

それをわかったうえでこの人たちは「それでも」応援が会場を支配し、ゲームに影響を与えると信じて疑わない。

そんな「当事者意識」が人の考え方をより深いものにしていくんだと思う。

 

実際、自分がそうだったんだけど、外側から粗を探しては批判してるようなタイプの人間って、いざ自分が当事者として決断を迫られたとき、自分で「経験」してないからどうしていいか分からないんだよね。

その場にいるから言葉どおりの経験はしてるんだけど、当事者としてじゃないから、人間的な経験値が全く積みあがらない。

 

そんな僕のような、当事者意識が欠落したまま大人になった人が、改めてこれから当事者意識をもって世界に飛び出していくのってもの凄く勇気のいることだと思う。自分で言うけど。笑

 

そんな時にこの本のメッセージは、そっと背中を押してくれる。

何かに対して臆病になってしまった時に、繰り返し読みたい。